やったー!お仕事だよ~!っと縫製チームと歓声をあげたのは記憶に新しい。
しかし何よりも自分をうならせたのは、ご依頼頂いた「コースター」をメンバーに伝えた時だった。ああそうか、コースターとは何ぞや、というところから伝えなきゃいけなかった。喫茶店で見たことはある。確かに自分もミャンマーの料理屋で見たことはあるが、紙製のビール宣伝のためのもの、ぐらいかな。
ホテルのレストランではランチョンマットなら見たことありますけれど、コースターは酒も飲まないし、わざわざ店で、自分で袋を開けて湯に溶かすコーヒーミックスを頼んで飲もうとも思わないので、見たことないかなぁ。
説明をすると、「ああ、あれね~」とメンバーはうなづいていたけれど、ちょっと自分のイメージするものを作ってごらんなさいよ、とテストしてみた。
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はい、まあ、こんな感じ・・・かな。どんなものかは理解している者から、花瓶敷きともしかしたら間違えているかも、と思うサイズのものまでいろいろで。
1000枚を仕上げなければいけなかったので、効率よくそこそこに見えるものを考えて何とか決定したのはこちら。
ふーっつ。
簡単そうにみえて、細かい仕事、正確な仕事が求められる。柄の縫いわせ、縫って裏に返す作業も結構手間がかかり、きれいにアイロン掛けして端ミシン。2枚1組ということもあり、大きさをきれいにそろえて仕上げることをビシビシと。
1000枚セットで訓練させて頂いたかいあって、なんとかここまでできるようになる。
あーよかった、ちゃんとコースターになって。