あるきっかけで、2000年から日本と東南アジアの往復が始まり、地元の人々の自立を応援することに…。NPOの協力を得ながら、ミャンマー人と生活を共にし、互いの得意技&共通点を発見しつつ、無くさないで欲しい現地の人々の心意気と生活文化、あつ~い東南アジアの様子をつづる手作り記。話題が一国だけで留まなくなってきたためリニューアルしました。

カンボジア限定?シャンコットンNewアイテム


カンボジアにも行き来を始めてかれこれ12年ぐらいになるかしら。。。
まだまだストリートチルドレンも道にあふれていたプノンペンに
早々とオープンしていたのが、スーパーマーケット「ラッキー」です。

当初こそ、地元のレストランやら、孤児院の食堂にお世話になって
おりましたが、アパート式の施設に滞在するようになってからは
このラッキーにどれだけお世話になったことか。

今では、バイヨンマーケットとか、色々スーパーも現れて
ラッキーではほんの少ししかなかった日本食品類も
プノンペンではいろいろと手に入るようになったようです。

ラッキー等で売られているものは、さほど質がよいとも
思えない上に種類が限られていて、日本で買うより高い。
それでも以前は、しゃーないなぁーと、毎回来るたびに
空港からまず立ち寄るのはラッキーマーケットへ、という
パターンでござました。

…が、センターができて生活するようになってからは、
スーパーで買うものは限られており、通常は地元の市場で購入。
ラッキーともあまりご縁もなくなってきて、
しばらく足を運んでませーん。

そんな折、ラッキーマーケットのテナントに店を出す、という
日本人の方から、ミャンマー縫製プロジェクトのアイテムを
出品しないかとお声掛けを頂いたとか♪

いぇ~い!、「あの!ラッキーに!!置いてもらえるっ!」
今となっては、「あの!」ラッキ~に、です。(とほほ)

しかも、リクエストは「ミャンマーの」手作り品で
ミャンマーを応援するプロジェクトのものを。。。と、
何とも嬉しい・・・というか、ほんとはここはカンボジアなので
少々変わった我々に、変わったご依頼ですけれど。

いやいや、どんな場所であれ、置いて下さるということは
有難いこと。しっかり対応させて頂くべく、
縫製チームとハギレを並べては、ああでもない、こうでもない、と
思案を繰り返して、シャンコットンの残り布でできる小物を
作ってみました~


カンボジアでブレイク!?タナカパウダ~

縫製プロジェクトのスポンサーNPO団体のメンバーが、
カンボジアにできた拠点に駐在して早2年目。

たくましき2名の日本人女性が、たくましきミャンマーの同居
女性チームに啓発されたかされないかは分かりませんが、
自分達も何かすべし!と、地元NGOと協働で、
アンテナショップ&日本語教室をオープン。

















地元カンボジアの人々に、笑顔とおもてなしと勤労精神を
体感してもらう事、日本語学習を通じた奉仕活動から、
地域を自分達で良くしていく心を育てていくコンセプトのお店。

その名も「セダナJAPAN」といいますが、訳すと「日本の志!」、
しかし、「セダナ」とはミャンマー語なのでありました。
カンボジア人には説明しなければ分からない店名ですが、
来店者数は、毎日20人~50人とのこと。

取り扱っているものはといえば、縫製チームの作品や、
日本の協力者からの寄付物品が主力、
プラス、子ども達が楽しみにしているのが、マヨネーズを
つけて焼いた食パン「マヨパン」だそうです。笑

実は、日本で修業したミャンマー人がオープンした寿司屋で
一番の人気はマヨネーズを使った寿司だというのを
どこかのニュースで聞いて、ミャンマー人にウケルものは
きっとカンボジア人にも!と端的に考えたところの提案を
そのまま受け入れてくれたものでした。

もう一つ、「タナカ」もミャンマー人があれだけ好むのだから
カンボジアでも流行らせるのじゃ!と、
ミャンマーから持ち帰った、タナカとチャウピン、
そしてタナカパウダー。

それが、タナカパウダーに関心が集まり
リピーターがいるとのこと♪
嬉しいですねぇ~~
このままブレイク!といけばいいですけれどねー。






タナカ・マイエンザ~

さて、東南アジアに戻ってきたら、そう! タナカですわ。

今回は、内輪でこのところはやっている「マイエンザ」を使って
タナカをやってみようと思います。

マイエンザの材料は、納豆、ヨーグルト、ドライイースト、という
3つの有用菌に、砂糖と水。それらを合わせて発酵させる
環境浄化液、ということで巷で知られているエコアイテムです。

台所やお風呂で大活躍し、汚れや臭いを消してくれるだけではなく
水や土壌など環境も良くしてくれるという素晴らしい発明品なのです。


自治体や学校などでも活用されているようですが、
家庭ユーザーとしては女性が中心。
台所で使っているうちに、肌の汚れまできれいになって
手がスベスベになること、そして食べ物からしか作られてないこと
等を理由に、お肌に使うマイエンザ美人?が続出、ということです。

我々としては、スリランカでミャンマー人学生の研修をやっている際
日本語を学ぶ課題として環境学習に採用したのがこのマイエンザ。
学生のために、現地でも手に入るもので可能な何かないか、
と探したのがきっかけですが、下水道整備もされていないアジアで
これは素晴らしい!という結果があちこちに現れて以降、
カンボジアのセンターでも活用しています。

支援参加をして下さった方たちから少しずつ日本にも伝わり、
我々の間では、逆輸入的に日本で紹介をはじめ、
「あらま~お肌が白くなってスベスベだわ♪」と、
内輪でフィーバーといったところでしょうか。

よーし、それなら「タナカマイエンザじゃ~~!」と、
カンボジアに帰るや否や、さっそく実験。

マイエンザは、発酵臭がしますし、高温多湿のアジアで保管は
なかなか難しい。結構な匂いがしてしまうので、これが苦手な人は
顔に塗るなどとんでもない!という感じでしょう。

私は歯磨きにまで使うので大丈夫。ふふふ。

生ごみ等、臭いところには、臭い?マイエンザでも効果テキメン!
マイエンザ臭などあっという間に無くなります。
しかし、タナカのチャウピン(台)の上ではマイエンザ臭は健在。

タナカを磨り始めてみましたが、いつものタナカの香りは当然
しません。。。そのうえ、マイエンザの匂いも消えません。。。とほほ。

しかし、なにっ!このソフトさは!!

石の上でも滑らかさが分かります。手に取ると、クリームを
混ぜて使っていた以上のクリーミーさです。やわらか~~♪
顔に付けるとあぁ~のびるのび~る。
おぉ、ソフトでいい感じ!クリームと混ぜるより良いワ。

残念なのは、タナカの匂いがしませーん。マイエンザの匂いも
10分ぐらいは気になりますなぁ。
ムラにもならず、乾いてぱりぱりもしません。

タナカを日本で使って、乾燥が気になる・・・という貴方!
これはいいですよ~保湿効果ありそう。




ミャンマー産のすぐれもの・雑貨編

酷暑の日本から涼しいカンボジアへ戻ってまいりました。
東南アジアでは、7月とえいば雨季の始まり。
日中も照りつける太陽を雲が覆い、気温はさほど上がらず、
1日数回雨が降るため風も涼しい。

朝夕のしのぎやすさは、現在の日本の比ではございません。
ちなみに、カンボジアやミャンマーの暑さピークは4-5月頃。

さて、今日は、ミャンマー産の優れものをご紹介します。
じゃーん。










はい、耳かきです。
ステンレス製の手作りっぽいこの耳かき。ミャンマー人の
家には必ずどこかにあるはずですが、これがなかなか、
店ではみかけることがない。

使い心地は、というと・・・、あたしゃやっぱり竹製のがいいなあ。
耳に入れた時の「冷たっ!」と、金属の感覚がお医者さんを
思い出すのでありました。

また、なんだか短くて持つところが小さくてコツがつかめません。
すべって落っことしそうでなんだかな~~、という感じですけれど
これが『すぐれもの』だと、今日初めてわかりました。

何だと思います?

答えは、ゴムやら紐を通すのに使っているのでした。。。笑
縫製チームのミシンの引き出しに常に入っている。
ミシン仕事しながら耳がかゆいんだろうか、と思いきや、
これでゴムを通すのです。

ミャンマーの普通の繊維製品は、まだまだゴムを通して
着用するようなものが多く、物は大事に最後まで直しながら
使ってます。この耳かき(?ゴム通し?)で紐を通したり
しながらやってるんでしょうなぁ。