あるきっかけで、2000年から日本と東南アジアの往復が始まり、地元の人々の自立を応援することに…。NPOの協力を得ながら、ミャンマー人と生活を共にし、互いの得意技&共通点を発見しつつ、無くさないで欲しい現地の人々の心意気と生活文化、あつ~い東南アジアの様子をつづる手作り記。話題が一国だけで留まなくなってきたためリニューアルしました。

嬉し楽し♪ロンジー生地仕入れ

カンボジアでは半年に1度、ミャンマーではこまめに4度ほど、縫製プロジェクトで生地を仕入れる。ミャンマーでは、かれこれ6年来のお付き合いになる民族織物の店に行き、お姉さんとああでもない、こうでもない、と色鮮やかな新作ロンジー(ミャンマーの民族衣装・腰巻スカート)生地を広げて品定めする。

ミャンマーらしい生地は、何と言ってもこのロンジー生地だが、おもしろいことに店で売っているのは2ヤード(1.8m)に切ってある。絶対に、切ってある。日常着のロンジーを生地で買ってすぐ縫えるように、切ってあるのだ。また、同じ色・デザインのロンジーは一つの店で、多くて4枚ぐらいしか手に入らない。卸マーケットで売られているのは、10枚1組だが、色が全部違うアソート売り。しかも適当なアソートなので、アソートを2セット=同じ色が2枚ずつとは限らない。

















もちろん、機械織りなので、工場に行けばロール状だとは想像するけれど、色も微妙に多数ある。これはきっと、おしゃれなミャンマー人が「あの子と一緒のロンジーじゃ嫌!」という女心じゃないかと思われる。と、言っても、街中の金持ち&若者以外は、全国どこへ行ってもそろいにそろってロンジースタイルなのだが。ロンジー以外は目立つ・・・し、最近はロンジーはかない子増えたな~と思うけれど、目立たないだけでやっぱりロンジーが主流。
















ロール生地もあるが、ほとんどは中国やタイなどからの輸入生地で、ミャンマーらしく美しい、カワイイ生地はやっぱりロンジー用である。このロンジー1着分(1.8m)で、約200~300枚分を一度に仕入れる。

当初は、ロンジーのみ作成。次第にこの1.8m内で作れるアイテムを考え、パンツ、ブラウス類といろいろできるようになってきた。生地を仕入れてきたら、この生地で何を作るか、一つ一つ決める。決めた生地で決めたものが決めた数だけ作られることをクリアするのに数年。



今では生地番号・色名・サイズを1,2日のうちにファイルに整理しネットで共有できるようになってきた!工場があるわけでなし、取引販売しているわけでもないので、何に必要、ということでもないけれど、一つ一つできることを増やしていくべし。