あるきっかけで、2000年から日本と東南アジアの往復が始まり、地元の人々の自立を応援することに…。NPOの協力を得ながら、ミャンマー人と生活を共にし、互いの得意技&共通点を発見しつつ、無くさないで欲しい現地の人々の心意気と生活文化、あつ~い東南アジアの様子をつづる手作り記。話題が一国だけで留まなくなってきたためリニューアルしました。

タナカ研究(2) Thanakha

タナカの森を見に行くぞーー!タナカの森を守ろう!…と、周りにいた数名を半強制的に参加させていざ出発!!!

…すると、すぐ目の前の若いお坊さんが、「あぁ~タナカぁ~?それなら私の実家を案内してあげるよぉ~」と言ったか言わないか、偶然にもタナカ産地のご出身で、なんと住職に許可を得て村に戻り案内して下さることになった。しかも我々はエアコン付のコンディションのよいワゴン車、お坊さんはバス乗り継いで夜に追いかけてきてくださる、と…。ありがたや~~。

ヤンゴンを出発して3時間程度でチャイトーに到着できるようになりました。道路が舗装されるまでは5-6時間はかかっていたと思いますが、あっとういう間です。チャイトーからネピドーまで4時間ぐらい、さらにバガンまでは5時間半ぐらいでしょうか。道路も車も快適になってきたとはいえ、さすがに頭がフラフラしてきます。いやいや、これごときでくたびれてはタナカの森は守れないのじゃ!

・・・さらにさらにバガンからサガイン管区モンユアへ4時間。おぉー暑くなってきたぞ~、クーラーもフル回転。のどがカラカラになるけれど、どうみてもトイレはなさそそうだし、いざって時の木陰は…っと、あぁ、この辺りは茂みになる緑も少ないんだった。ちょっと水分はがまんかなぁー。

注)実際には民家もあり、ミャンマー人は気軽にトイレを貸してくれますし、ガソリンスタンドも増えてます。

おぉ~、お坊さま~♪やっとたどり着いたか、タナカの村!えっ?お坊さん車にはお乗りにならないのですか?

えっ、、バイク…ですか?

あ、まだ先でしたか…。

さらに砂埃をまきちらしながら奥へ奥へと…。いよいよタナカに遭遇かぁ~♪


「あ~~あの石、タナカの石です」
ミャンマー人メンバーが指をさしたのがこれ。
でこぼこ道では、道路を直すための砂利や砂が所々に山になってます。

え?あの石なの?

…へー。

「セメントで固めて作るものは肌に良くない、石の方がいいです」

そうか。あの石か。

ドライバーに申し訳ないぐらい車の底を打ち、ボディーを傷つけほこりまみれにしながら30分。バイクがとまりました!
いぇ~い、タナカの森♪

え…??森? ン?

これ?

タナカの木はこれ??

あぁ~、森…じゃなかったんですか…。

(つづく)